プレゼンテーション作成講座
クリップアートや画像などのオブジェクトを挿入する
クリップアートを挿入する
操作説明 ムービー 操作練習
  クリップアートとは、比較的サイズの小さいイラストや写真のことで、プレゼンテーションに限らず、挿絵などの目的でいろいろな場面で利用されています。
PowerPointではパソコンに保存されているクリップアートを呼び出して簡単に利用することができます。また、Microsoft社では無料利用できるクリップアートをインターネット上に公開しています。
これらのクリップアートを使って、プレゼンテーションにクリップアートを挿入してみましょう。
     
   
  Tips
著作権
著作権(COPY RIGHT)とは作品(著作物)を作った人が持つ権利のことで、その作品が勝手に他に人に利用されないようにするための権利です。クリップアートや写真などにも著作権が存在するものがほとんどです。著作権で保護された画像を使用する場合は、著作権を所有している人や団体から使用の許可を受け、場合によっては画像の出典も示すなどの処理が必要になりますので注意しましょう。ただし、Microsoft社の提供するクリップアートなどのように、使用条件に同意さえすれば、クリップや画像を自由に利用できるものもあります。
     
     
  1.
教材収納フォルダよりプレゼンテーションファイル「練習9章」を開き、スライドタブよりスライド4をクリックします。
     
  2.
『挿入』タブをクリックします。
     
  3.
『図』グループの『クリップアート』をクリックします。
     
  4.
『クリップアート』作業ウィンドウが表示されました。
     
  5.
利用したい目的に近いクリップアートを絞り込むために検索ボックス内に「学校」と入力し、『検索』ボタンをクリックします。
     
  6.
該当するクリップアートが表示されますので、目的にあったクリップアートを見つけ出し、そのクリップアートをクリックします。
(インターネットに接続できる環境で検索を実行した場合、Microsoft社がインターネット上に公開しているクリップアートを含めて一覧表示されます。)
     
  7.
選択したクリップアートがスライドに挿入されました。
同時に、リボンに『図形ツール』の『書式』タブが追加されます。
     
  上で説明した方式は、クリップアートを直接スライドに挿入する方式でした。
クリップアートや図は、プレースホルダに挿入することもできます。
直接方式は1つのクリップアートをスライド中の任意の位置に自由に配置したい場合に向いています。一方、プレースホルダに挿入する方式は、その挿入するプレースホルダを含めて、レイアウトが自動的に行われますので、バランスのよい均一化されたレイアウトが簡単に実現できます。
クリップアートをプレースホルダに挿入する方式は次の通りです。
 
     
  8.
『ホーム』タブをクリックし、『スライド』グループの『新しいスライド』のスピンボタンをクリックします。
     
  9.
一覧より「タイトル付きのコンテンツ」を選択します。
     
  10.
新しいスライドが挿入されました。
     
  11.
コンテンツ用プレースホルダの枠線をクリックし選択状態とします。
     
 

12.
『クリップアート』作業ウィンドウの検索ボックス内に「自然」と入力し、『検索』ボタンをクリックします。
『クリップアート』作業ウィンドウが表示されていないときは、コンテンツ用プレースホルダ内の『クリップアート』をクリックします。

     
  13.
指定された文字列に該当するクリップアートの一覧が表示されますので、挿入したいクリップアートをクリックします。
     
  14.
選択されたクリップアートがコンテンツ用プレースホルダ中にバランスよく配置されます。
     
     
  Tips
■クリップ アートを利用するときのヒント
クリップ アートを利用することで、興味をひく視覚的に効果のあるプレゼンテーションに仕上げることができますが、利用方法を間違うと逆効果になってしまうことがあります。
以下のポイントを押さえると良いでしょう。

(1)
適切なサイズの画像を使用する

画像には、見る人にとってわかりやすく見やすいものを使用する必要があります。小さすぎたり、大きすぎたりと、画像のサイズが不適切だと、文章が乱雑に見え、実際には文章全体の効用を損ねてしまうことがあります。
画像の目的は、文章を強調することであり、画像自体に注意を集めることではないことに注意しましょう。

(2)
画像を過多に追加しない

画像が多すぎると、文章は乱雑かつ雑然に見えます。その結果、文章全体の見た目と効用が損なわれます。重要な情報を伝える画像や、特定の目的を持つ画像だけを追加するようにしましょう。

(3)
好みの問題だけで画像を追加しない

クリップや画像を文章に追加する前に、好みの問題だけで、目的の使用状況では意味のないものを追加しようとしていないかを確認してください。
 
     

 
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