動画編集ソフト活用講座
ナレーションと音量
アフレコ
操作説明 ムービー
 

Let’s EDIT2では、タイムライン上のクリップにナレーションを追加することができます。
この作業をアフターレコーディング、アフレコといいます。正式な英語名はpost scoringです。

アフレコを行うためには、パソコンのLINE INにマイクを接続するか、マイクが内蔵されたパソコンを使用します。
 
 

1.

プロジェクトファイルを新規作成し、1章5節で準備した教材収納フォルダより、「川沿いの桜」というビデオファイルをビンウィンドウへクリップとして登録します。

 
 

2.

ビンウィンドウのビデオクリップをビデオ1タイムライン上へ貼り付け、タイムラインカーソルをビデオクリップの先頭へ移動します。

 
 

3.

タイムラインのスケールを「1秒」に設定します。

 
 

4.

ナレーションを挿入したい部分の開始点にタイムラインカーソルを移動します。今回は「04秒」のところにタイムラインカーソルを合わせます。

 
 

5.

Let’s EDIT2ウィンドウ左下にあるマークコントローラーの「IN点の設定」ボタンをクリックします。

 
 

6.

ナレーションを挿入したい部分の終了点にタイムラインカーソルを移動します。今回は「07秒」のところにタイムラインカーソルを合わせます。

 
 

7.

マークコントローラーの「OUT点の設定」ボタンをクリックします。04秒から07秒までの3秒間がナレーション設定領域として指定されます。

 
 

8.

タイムライン編集ボタンから『ナレーション』ボタンをクリックします。

 
 

9.

タイムラインが指定したIN点に移動し、『ナレーション収録』ダイアログボックスが表示されます。

 
 

10.

パソコンにマイクを接続し、「マイクロフォン」チェックボックスがONになっていることを確認します。マイク入力が正しく設定されている場合、マイクが音を拾うとインディケーターに表示されます。

 

11.

『スタート』ボタンをクリックすると、指定したIN点より3秒前のポイントへ戻ってから録音がスタートします。IN点より前に戻る動作をプリロールといいますが、プリロールは実際の録音の準備態勢を取る時間で、発声はタイムラインカーソルがナレーション設定領域に入ってからはじめます。

 

12.

ナレーション設定領域のOUT点を目安にナレーションを完了させます。録音はOUT点の3秒後のポイントで止まります。OUT点から録音停止までをポストロールといいます。

 
 

13.

収録したナレーションはオーディオタイムラインへ追加されると同時に、ビンウィンドウにオーディオクリップとして追加されます。収録されたナレーションは、ビンウィンドウに表示されている名前でテンポラリディレクトリに保存されます。

 

14.

再生ボタンをクリックして、収録したナレーションを確認します。

 
     
 

Tips

プリロールとポストロール
収録されたナレーションのオーディオクリップは、指定したIN点とOUT点の領域の長さに合わせて表示されていますが、実際にはプリロールとポストロールの部分も録音されています。

ナレーションの開始点や終了点が多少ずれた場合でも、オーディオクリップのIN点やOUT点を調整することで、ずれをカバーすることができます。
     
 

ナレーション収録ダイアログボックス
ナレーション収録ダイアログボックスでは次の設定が可能です。

・デバイス
オーディオデバイスがパソコンに複数搭載されている場合は、使用するデバイスをここで選択します。

・L/R
録音レベルです。極端に音が小さくなったり、大きくなったりしていないことを確認します。録音レベルの調整はラインイン/マイクロフォンの音量スライドバーで行います。

・ラインイン/マイクロフォン
パソコンの環境に合わせて適切な設定を行います。

・出力音量全ミュート

このチェックボックスをONにしておくと、ナレーション収録時に他のオーディオトラックの音声をミュートにし、収録する音声だけとなります。

・モノラル
このチェックボックスをONにしておくと、モノラル音声で収録されます。

・オーディオトラック
録音した音声クリップ挿入するトラックを指定します。

・INオフセット
IN点の設定を行います。

・スタート/ストップ
スタートボタンをクリックすると録音を開始します。録音中はストップボタンとなり、ストップボタンをクリックすると録音が停止します。

・キャンセル
『ナレーション収録』ダイアログボックスを閉じます。

     
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