動画編集ソフト活用講座

Let’s EDIT2には、2つのビデオを合成する特殊ビデオフィルタが3種類用意されています。

(1) 子画面合成
ピクチャーインピクチャーとも呼ばれる手法で、ビデオ１の映像の一部にビデオ２の映像を子画面で挿入することができます。
ビデオ１の解説を子画面で行うなど、様々な利用方法があります。

(2) クロマキー合成
映像中の特定の色（クロマ）をキーに指定して、その部分を透明にして他の映像と合成する手法です。

(3) ルミナンスキー合成
映像中の色の明るさ（輝度＝ルミナンスキー）をキーに指定して、その部分を透明にして他の映像と合成する手法です。

ビデオ１の映像にビデオ2の映像を子画面として挿入してみましょう。


	1. プロジェクトファイルを新規作成し、1章5節で準備した教材収納フォルダより、「川沿いの桜」というビデオファイルをビンウィンドウへクリップとして登録します。


	2. ビンウィンドウの「川沿いの桜」ビデオクリップをビデオ１タイムライン上へ貼り付け、タイムラインカーソルをビデオクリップの先頭へ移動します。


	3. 1章5節で準備した教材収納フォルダより、「こども」というビデオファイルをビンウィンドウへクリップとして登録します。


	4. ビンウィンドウの「こども」ビデオクリップをビデオ２タイムラインの00秒をスタート点として貼り付けます。このとき、タイムラインカーソルがビデオ１とビデオ２の両方のクリップ上にあることを確認します。


	5. タイムライン編集ボタンより『ビデオフィルタ』ボタンをクリックします。


	6. 『ビデオフィルタ』ダイアログボックスが表示されますので、『子画面』ボタンをクリックし、続けて『設定(3)』ボタンをクリックします。


	7. 『ピクチャーインピクチャー』ダイアログボックスが表示されます。


	8. 『ピクチャーインピクチャー』ダイアログボックス内の子画面をドラッグし、ビデオ１映像の左下へ移動します。


	9. 子画面の枠線をマウスでポイントするとポインタの形状がに変わりますので、画面サイズが小さくなるようにドラッグします。


	10. 子画面には透過率、縁取り、影、フェード/スライド/ズームなどのエフェクトなど、様々な効果を追加することができますが、ここでは縁取りを設定します。『ピクチャーインピクチャー』ダイアログボックス内の『エッジ』タブをクリックし、「有効」チェックボックスをONにします。続いて希望の枠の太さや色ボックスをクリックして枠の色を設定します。


	11. 『ピクチャーインピクチャー』ダイアログボックス内の『OK』ボタンをクリックし、『ビデオフィルタ』ダイアログボックスの『OK』ボタンをクリックします。

12.

再生ボタンをクリックして、子画面表示を確認します。