動画編集ソフト活用講座
ビデオフィルタで映像を加工する
矩形でモザイクを入れる
操作説明 ムービー
  矩形ビデオフィルタとモザイクを使って、ビデオの一部にモザイク加工ができます。その際、「ムービングパス」という手法を利用すると、動いている人の顔を追跡しながらモザイク加工が実現できます。
 
 

1.

プロジェクトファイルを新規作成し、1章5節で準備した教材収納フォルダより、「こども」というビデオファイルをビンウィンドウへクリップとして登録します。

 
 

2.

ビンウィンドウのビデオクリップをビデオ1タイムライン上へ貼り付け、タイムラインカーソルをビデオクリップの先頭へ移動します。

 
 

3.

タイムライン編集ボタンより『ビデオフィルタ』ボタンをクリックします。

 
 

4.

『ビデオフィルタ』ダイアログボックスが表示されますので、左側の「使用可能なフィルタ」の一覧より「矩形」を選択し、『追加』ボタンをクリックします。「設定されているフィルタ」に「矩形」が表示されます。

 
 

5.

『ビデオフィルタ』ダイアログボックスの右側にある『設定』ボタンをクリックすると、『矩形の設定』ダイアログボックスが表示されますので、「ムービングパス」タブをクリックします。

  ムービングパスの始点を設定します。
ムービングパスは一定の速度で直線的に移動する部分を計算によって追尾します。したがって、曲線的な動きや、一定の速度でない動きの場合は、クリップを分割するか、ムービングパスのポイントを細かく指定する必要があります。
 
 

6.

画面下部にあるタイムラインスライダーが左端に来ていることを確認し、「ビュー」内のモザイクをかけたい部分をドラッグし選択します。今回は人の顔にあたる部分を選択しています。

 
 

7.

「内側」のスピンボタンをクリックし、一覧より「モザイク」を選択します。モザイクの詳細な設定を行いたい場合は、その隣にある『設定(1)』ボタンをクリックします。

 
 

8.

「ムービングパス」のチェックボックスをONにして、始点となる本画面の状態を登録するために『追加』ボタンをクリックします。

 
 

9.

ムービングパスの終点を設定するために、『矩形の設定』ダイアログボックスの最下部のステータス表示を確認しながら、タイムラインスライダーをドラッグし、01秒と28フレーム目、つまり、「01.28」の位置にあわせます。

 
 

10.

「ビュー」上のモザイク領域をマウスでポイントすると、カーソルの形状がに変わりますので、人の顔に当たる位置までドラッグし、『追加』ボタンをクリックします。

 
 

11.

顔の部分を追いかけながらモザイク加工表示されるか確認します。

11.タイムスライダーを左端に移動し、再生ボタンをクリックします。うまく追尾できていない場合は、ムービングパスを追加・削除しながら調整します。
 
 

12.

『矩形の設定』ダイアログボックス内の『OK』ボタンをクリックし、続いて『ビデオフィルタ』内の『OK』ボタンをクリックします。

>> 本節の作業結果例はこちらから確認できます

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