ビデオクリップと同様、オーディオクリップにおいても、不要な部分の削除、トリミングを行うことができます。
1. プロジェクトファイルを新規作成し、1章5節で準備した教材収納フォルダより、「テンポ」というオーディオファイルをビンウィンドウへクリップとして登録します。
2. ビンウィンドウのオーディオクリップをオーディオ1タイムライン上へ貼り付けます。このときタイムライン上の00秒が貼り付け開始点となるようにドラッグ&ドロップを行います。
3. タイムラインのスケールを「1秒」に設定します。
最初に必要な部分より前の部分を削除します。
4. オーディオクリップの残したい部分の先頭にタイムラインカーソルを移動します。今回は、先頭から01秒までの1秒間を削除するために、01秒にタイムラインカーソルを合わせます。
5. オーディオクリップ上をマウスの右ボタンでクリックし、表示された一覧より『イン点の設定』を選択します。
6. タイムラインカーソルから左の部分が削除されます。
次に必要な部分の後ろにある不要部分を削除します。
7. ビデオクリップの残したい部分の最後にタイムラインカーソルを移動します。今回は、4秒分を残し後ろの部分を削除するために、05秒にタイムラインカーソルを合わせます。
8. オーディオクリップ上をマウスの右ボタンでクリックし、表示された一覧より『アウト点の設定』を選択します。
9. タイムラインカーソルから右の部分が削除されます。
なお、ひとつのクリップに複数のトリミングポイントが存在する場合は、再度ビンウィンドウから同じクリップをタイムライン上に貼り付けてトリミング処理を行うか、次節で説明するクリップの分割を行ってからトリミング処理を行います。
Tips
トリミングされたオーディオクリップ ビデオクリップと同様、トリミングを行ったオーディオクリップはタイムライン上では短くなりますが、元となったビンウィンドウ上のクリップやハードディスク内のオーディオ素材ファイルに影響はありません。 また、タイムライン上にあるトリミングされたオーディオクリップの両端をマウスでポイントすると、マウスカーソルが左端ではinに、右端ではoutに変わり、その状態でクリップと反対方向にドラッグすると、トリミング点を変更することができます。