ビデオクリップには必要でない映像が含まれている場合があります。また、全体を決められた時間内に映像を納めなければならない場合もあります。そのような場合、不要な部分を取り除くトリミング作業を行います。

ビデオのトリミング作業を行う場合、クリップ上のトリミング点を正確に指定する必要があります。
Let's EDIT2ではタイムラインのスケールを「1コマ」と設定することにより、トリミング点の指定をフレーム単位とすることができます。

タイムライン上に複数のビデオクリップが並んでいる場合でも、トリミング作業はクリップ単位に行います。

1.

プロジェクトファイルを新規作成し、1章5節で準備した教材収納フォルダより、「地球」というビデオファイルをビンウィンドウへクリップとして登録します。

2.

ビンウィンドウのビデオクリップをビデオ１タイムライン上へ貼り付けます。

3.

タイムラインのスケールを「1秒」に設定します。

最初に必要な部分より前の部分を削除します。

4.

ビデオクリップの残したい部分の先頭にタイムラインカーソルを移動します。今回は、先頭から01秒までの1秒間を削除するために、01秒にタイムラインカーソルを合わせます。

Tips

タイムラインカーソルを移動する方法
タイムラインカーソルを移動する方法は４つあります。

　・タイムラインの目盛り上をマウスでクリックしたり、ドラッグする
　・キーボードの右矢印キー、左矢印キーを押す
　・プレーバックスライダをドラッグする
　・マウスホイールを前後に転がす

スケールの状態や、画面の状態に応じて使い分けるとよいでしょう。

5.

タイムライン編集ボタンより『イン点』ボタンをクリックします。

6.

タイムラインカーソルから左の部分が削除されます。

次に必要な部分の後ろにある不要部分を削除します。

7.

ビデオクリップの残したい部分の最後にタイムラインカーソルを移動します。今回は、後ろの2秒分を削除するために、03秒にタイムラインカーソルを合わせます。

8.

タイムライン編集ボタンより『アウト点』ボタンをクリックします。

9.

タイムラインカーソルから右の部分が削除されます。

なお、ひとつのクリップに複数のトリミングポイントが存在する場合は、再度ビンウィンドウから同じクリップをタイムライン上に貼り付けてトリミング処理を行うか、次節で説明するクリップの分割を行ってからトリミング処理を行います。

Tips

トリミングされたビデオクリップ
トリミングを行ったビデオクリップはタイムライン上では短くなりますが、元となったビンウィンドウ上のクリップやハードディスク内のビデオ素材ファイルに影響はありません。
また、タイムライン上にあるトリミングされたビデオクリップの両端をマウスでポイントすると、マウスカーソルが左端ではinに、右端ではoutに変わり、その状態でクリップと反対方向にドラッグすると、トリミング点を変更することができます。