動画編集ソフト活用講座
撮影した映像をパソコンに取り込む
キャプチャする
操作説明 ムービー
 

Let's EDIT2では、シーンの変わり目を自動的に判別し別々のクリップに分割しながらキャプチャすることができます。取り込まれたビデオはビンウィンドウに追加されていきます。

ビデオカメラから映像を取り込みましょう。
 
 

1.

パソコンとビデオカメラをDV接続ケーブルを使って接続します。ビデオカメラはビデオ再生モードにしてください。(詳細はそれぞれの取り扱い説明書を参照してください。)。

 
 

2.

キャプチャするファイルの保存先はテンポラリドライブです。映像をAVI2形式で取り込む場合、1時間のビデオで約13GBのハードディスク容量を必要とします。デフォルトで設定されているCドライブはシステムドライブでもあり、空き容量が不足するとLet's EDIT2を含むすべてのアプリケーションの動作に支障をきたしますので、空き容量には十分注意するとともに、できる限り内蔵の別のドライブを指定するか、USB2.0やS-ATAなどの高速データ転送が可能なインターフェースで取り付けられた外付けのハードディスクのドライブを指定することをお勧めします。
なお、テンポラリドライブの追加方法については「2章4節 Let's EDIT2の基本操作 テンポラリドライブの指定」を参照してください。

 
 

3.

キャプチャした映像の保存形式を指定します。メニューバーより『設定』をクリックし、『キャプチャファイルの設定』を選択します。

 
 

4.

『キャプチャファイル設定』ダイアログボックスが表示されますので、希望の形式を選択します。ここではAVI2を選択し、『OK』ボタンをクリックします。

 
     
 

Tips

ファイル形式
Let's EDIT2でキャプチャした映像は次の4種類で保存が可能です。それぞれの特徴を理解して、適切な保存形式を選択します。なお、以下の説明で紹介しているファイルサイズは目安であり、画面のサイズや画質により大きく異なりますので注意してください。

     
 

・AVI2
AVI=Audio Video InterleaveはWindows標準の動画用ファイルフォーマットです。汎用性が高く、他の編集ソフトで編集することもできます。ただし、AVI自体はコンテナと呼ばれる入れ物で、実際にはコーデック(エンコード(符号化)とデコード(復号)を双方向にできるソフトウェアのこと)と呼ばれるソフトウェアが必要です。
1時間のビデオでは約13GBのファイルサイズとなります。

・参照AVI
カノープス社の独自の技術で開発されたファイル形式で、インデックスファイルと実データから構成されます。AVI2はすべての情報が1つのAVIファイルとなるため、空き容量が事実上の最大サイズとなりますが、参照AVIファイルでは実データを複数のファイルに分割して保存することができますので、複数のドライブの空き容量の合計を最大サイズとすることができます。
ファイルサイズはAVI形式とほぼ同じです。

・MPEG1
ISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)の第一合同技術委員会であるISO/IEC JTC 1のMoving Picture Experts Group(MPEG)によってつくられた標準動画フォーマットのひとつです。通常、MPEGと呼ばれるものはこのMPEG1を指すことが多いです。
1時間程度の映像を700MBに納めることができますが、処理のためには高性能なCPUを必要とします。このファイルタイプを指定する場合はCPUがPentium4 2.4GHz以上の性能を持つことを確認してください。

・MPEG2
MPEG1と同様、ISO(国際標準化機構)とIEC(国際電気標準会議)の第一合同技術委員会であるISO/IEC JTC 1のMoving Picture Experts Group(MPEG)によってつくられた標準動画フォーマットのひとつです。
MPEG2形式は、MPEG1からいくつかの機能拡張が行われており、DVDでも採用されています。したがって最終的にDVD-Videoを作成したいときは、キャプチャの際にMPEG2形式で保存しておけば、ファイル形式の変換時間を省略することができます。
ファイルサイズもMPEG1と同じで、1時間程度の映像を700MBに納めることができますが、処理のためには高性能なCPUを必要とします。このファイルタイプを指定する場合はCPUがPentium4 2.4GHz以上の性能を持つことを確認してください。

     
 
 

5.

デッキコントローラの『カメラ』ボタンをクリックし、再生ボタンや早送りボタンなどを使って、頭出しを行います。ビデオカメラの操作ボタンを使ってもかまいません。頭出しが終わったらビデオ再生を停止状態にします。

 
 

6.

キャプチャを開始するために、デッキコントローラの『キャプチャ』ボタンをクリックします。
キャプチャが始まります。

 
 

7.

ビデオカメラから記録部分が取り込まれるとクリップがビンウィンドウに並びます。記録のない部分が検出されるとビデオカメラの再生が停止します。

 
 

途中で取り込みをやめたいときは、『AVI2キャプチャ』ダイアログボックス内の『停止』ボタンをクリックします。

 
     
 

Tips

自動分割の停止
Let's EDIT2はビデオカメラの録画情報を自動的に認識し、クリップを自動的に分割する機能がありますが、この分割機能を停止したい場合は、メニューバーの『設定』より『キャプチャ時クリップを分割しない』を選択してください。

     
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