これだけは知っておきたい!インターネット入門講座
解説
 

電子メールソフトで相手のアドレスやメッセージを入力して『送信』ボタンをクリックすると、指定した相手に電子メールが届きます。
電子メール=メールは、その名が示すとおり、ポストと郵便受けが実現する「手紙を配達する仕組み」をイメージすると、相手にメールが配達されるまでの流れを正しく理解できます。

 
●手紙を書く 手紙の場合は便箋に内容を書きます。これは電子メールソフトでは本文の入力に当たります。
●宛先を書く 本文を書き終えたら配達先を指定します。手紙の場合は封筒への宛名書き、電子メールソフトでは「宛先」欄への電子メールアドレスの入力、または同欄へアドレス帳から選んで指定します。
●手紙を投函する 手紙の準備ができたらいよいよ配達の依頼です。
手紙の場合はポストへ投函します。多くの電子メールソフトでは『送信』ボタンをクリックしますが、このクリックにより、あらかじめ電子メールソフトに設定した送信メールサーバ(SMTPサーバ)へ、宛先に指定したメールサーバへの配送を依頼します。
●手紙を配達する ポストに投函された手紙は、郵便配達の人の手により集配局へ集められ、配達先の最寄りの集配局へ届けられます。そして、郵便配達の人の手により配達先の郵便受けへ投函されます。 メールの場合は、ポストに当たる送信メールサーバから、DNSによる名前解決により得られた配達先のメールサーバへメールを送信します。メールを受け取ったメールサーバは、宛先の郵便受け(メールボックス)へメールを格納します。
●手紙を読む 郵便受けには鍵がかけてありますので、手紙が届いていないか鍵を開けて都度確認し、手紙が届いていれば開封して読みます。電子メールソフトの場合は、多くの人と共有する受信メールサーバ(POP3サーバ)から、自分宛のメールを取り出すために、自分の名前(アカウント名)と郵便受けの鍵に当たるパスワードを指定してメールボックスを確認し、メールが届いている場合はパソコンへメッセージを取り込み、内容を確認します。

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このような仕組みでメールの配送が実現されているため、パソコンの電源を24時間入れっぱなしにしておかなくても、メールを受信することができ、電子メールソフトさえあれば、世界中のどこにいてもメールを受信することができるのです。
ただし、メールボックスには容量が決められているものがほとんどです。メールボックスにメールをためたままにしておくとメールボックスがいっぱいになり、送信元のメールサーバからメールを届けようとしてもエラーとなり、メールを受け取ることができなくなることがありますので注意しましょう。