これだけは知っておきたい!インターネット入門講座
解説
 

インターネットは、企業や学校、団体などのコンピュータが接続されたネットワーク同士を接続している『世界規模のコンピュータネットワーク』のことです。
インターネットに接続する場合、現在では、企業や学校、団体、そして個人のほとんどが、プロバイダと呼ばれる「インターネットへの接続サービスを提供する事業者」を通じて接続しています。

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インターネット上では、IP(Internet Protocol)という方式で通信を実現していますが、実際には、信頼性や速度を維持するためにTCPやUDPといった「プロトコル」と呼ばれる通信手順が使われています。
たとえば、AさんからBサーバへデータを送る場合を図に表すと次のようになります。

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IPの特長として、
 ・IPアドレス
 ・パケット通信
 ・分散処理
 ・End to End
 ・ベストエフォート
があげられます。

 

●IPアドレス

IPアドレスは通信を行う対象を識別するためのもので、現在主流となっているv4というバージョンでは32ビットの数値で表されます。通常、この32ビットの数値を8ビットごとに4つに分割し、8ビットで表現できる0〜255までの数値を並べて表現します。

IPアドレスの例:192.168.1.2

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●パケット通信

インターネットは「パケット通信」という方法でデータをやりとりしています。
パケット通信とは、データをある特定の大きさに区切って伝える方法です。他のコンピュータとデータをやりとりするためには、相手のコンピュータとの間に通信のための回線が必要になりますが、電話回線のように誰かが回線を使っている間、待たなければならないシステムはとても非効率で不便です。
パケット通信では、送信データを細切れにして送信します。受け取るコンピューターでは、ネット上を流れる自分の宛先のデータだけを溜め込み、 ばらばらだったパケットデータをつなげて元の形にします。
このパケット方式により、回線は専有されずに、複数の人と回線を効率よく共有できようになりました。

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●分散処理

分散処理により、網の目のように構成されたネットワーク上を、固定化された1つのルートで相手と通信するのではなく、網の目にあたる部分に存在する装置であるルーターが、相手の状態を認識して、適切なルートを形成して通信を行うことができるようになっています。
これにより、網の目上にある1つのルーターが故障しても、別のルートを使って相手との通信が可能になります。

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●End to End

End to Endとは、インターネットにつながっている端末同士ならば、電話のように誰に対しても、どこからでもアクセスできるという意味です。

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●ベストエフォート

パケット通信の特性として、通信経路を複数の通信で共有できるという特徴がありますが、同時通信数が増えるにつれて1つの通信あたりの速度が落ちてしまいます。ベストエフォートとは、1つの通信で可能な最大通信速度は保証されないということを意味しています。

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これらがインターネット上のいろいろなサービスの特徴となっています。