これから作るページについて
ファイルの命名に関して
操作説明
 

これから、ホームページを作成していく訳ですが、事前に理解しておかなければならない事として『ファイル・フォルダの命名』があります。
普段パソコンを使って、ワープロや表計算を行ってファイルを保存する場合、わかりやすい好きなファイル名を付けると思いますが、ホームページ作成の場合ファイルの命名には多少の決まりがあります。

『日本語(全角文字)は不可』
インターネットは世界規模のネットーワークです。日本語が認識できないパソコンを使っている人も沢山居ます。その為、ホームページで使用するファイル名を日本語で命名すると、ファイル名を認識できない場合が出てくる訳です。(ここで言う認識とは、見ている人が日本語が読めないと言う事ではありません。日本語を日本語として表示が出来ない事を指します。日本語を使わない外国のパソコンでは日本語を表示させる機能が無いのです。日本向けのパソコンで、アラビア文字やハングル文字などが正常に表示できないのと同じです。)
そして、日本語は不可と言いましたが、厳密に言うと全角文字(2バイト文字)が不可なのです。ファイルの命名では基本は半角(1バイト文字)英数文字となります。英数字でも全角文字と半角文字は違う文字と認識されますので注意してください。
  半角文字:ABCDEFG abcdefg 123456
  全角文字:ABCDEFGabcdefg123456 ← 全角文字なので使えない。
ワープロソフトなどでは、あまり全角半角の違いを気にしなかったと思いますが、例えば英数字は半角文字で入力するように心掛けることで、このようなミスを無くすことが出来ます。また、ホームページでは『半角カタカナ』は使用を避ける事も覚えておいてください。ファイル名に使用しないのは当然ですが、ホームページ内の文章やホームページの入力フォームなどにも使用しないようにしてください。

『大文字は避ける』
ホームページのファイルの命名は基本は小文字で行います。大文字でも認識されますが、中には大文字と小文字の区別がつかないサーバがあるのです。
ですので 『ABC.html』と『abc.html』は内容が違う2つのファイルなのですが、中には2つのファイルを同じ物として扱ってしまうサーバがあります。(サーバはファイルの区別を内容ではなくファイル名で判断しているので、大文字小文字の区別がつかないと2つのファイルは同じとみなされます。)
ですので、それらを避けるために、命名は小文字で行う事を心掛けてください。

『使用できない記号』
これは、ホームページ作成時に限った事ではなく、Windows上でのファイル命名時にも同じ事が言えるのですが、ファイル名には使用できない記号があります。
/」・「>」・「<」・「?」・「:」・「;」・「"」・「\」・「*」・「|」などです。
ですので、ファイル名に使うとしても「_(アンダーバー)」や「-(ハイフン)」程度にしましょう。

『拡張子に関して』
一般的にパソコンを使用していると『拡張子』を気にしなくても大丈夫ですが、ホームページを作成すると、拡張子を意識しなくてはならない場合が出てきます。
拡張子とはファイル名のうち、「.」(ピリオド)で区切られた一番右側の部分です。例えば、ファイル名が「homepage.txt」ならば「txt」が拡張子となります。
Windowsの初期設定では『登録されている拡張子は表示しない』設定になっていますので、そのファイルがどんな拡張子か判断する事ができません。
拡張子を表示させるには『コントロールパネル』の『フォルダオプション』の『表示:詳細設定⇒登録されている拡張子は表示しない』のチェックを外します。

ホームページで主に使う拡張子は
.html  .htm
  (エイチティーエムエル:ホームページを表示させるためのファイル)
.jpg .jpe .jpeg
  (ジェーペグ:画像ファイル。主に写真などに使われる)
.gif
  (ジフ:画像ファイル。主にロゴやイラストなどに使われる)
などです。

これ以外にも、ホームページで音を流す場合、動画を表示させる場合、FLASHを使う場合など、使うファイルごとに拡張子も違ってきます。
ホームページを表示させるファイルの拡張子は『.html』と『.htm』があると書きましたが、基本的には『.html』を使用します。『.htm』は拡張子が3文字しか使えない時代の名残で、現在には相応しくありません。しかもサーバには『.htm』を認識しないものもありますので、ホームページを表示させるファイルの拡張子は『.html』に統一するようにしましょう。

『ファイルの命名について』
上記の事柄を守れば、基本的に自由なファイル名で良いのですが、基本的にホームページの入口であるTOPページのファイル名は『index.html』とします。
これは、大抵のサーバが『指定が無ければindex.htmlを表示する』という設定になっているからなのです。
『http://www.xxxxxxxx.co.jp』とURLを入力すると『http://www.xxxxxxxx.co.jp/index.html』が表示されます。これはサーバが『指定が無ければindex.htmlを表示する』となっているため、自動的にindex.htmlを表示させているのです。しかし、TOPページがindex.htmlという名前ではくtop.htmlという名前だった場合、『http://www.xxxxxxxx.co.jp』と入力しても何も表示されなくエラー画面が表示されてしまいます。TOPページのファイル名はindex.htmlとしておく事を覚えておきましょう。