ホームページのしくみ
作成からホームページ公開のまでの流れ
内容説明 クイズ
 
どんなホームページを作成するか考える。

まず、『どんなホームページを作成するか?』を考えます。インターネットには学校紹介のホームページからお店のネットショッピングのホームページ、個人の日記を綴ったホームページなど、様々な種類のホームページが存在します。どんなホームページを作成するか決定しないと、今後の作業が全く出来ません。

   
そのホームページにはどんなコンテンツ(内容のページ)が必要なのか?
 

どんなホームページを作るか決まったら、そのホームページの内容について考えます。学校紹介のホームページを例に取っても、学校の紹介・校長先生の挨拶・学校の歴史・年間行事の紹介・各学年(クラス)紹介・クラブ活動紹介・学校からのお知らせ・・・・など様々なコンテンツが考えられます。
何が必要で何が不必要かを考え、最初はコンテンツをあまり多くし過ぎない事が大切です。コンテンツが多くなると各コンテンツの作り込みや管理が大変になります。

   
ホームページで使用する素材(原稿・写真・その他)を集める
 

どんなコンテンツを作成するか決定したら、そのコンテンツ作成に必要な素材を集めます。ホームページに掲載する文章や写真などです。しかし、素材を集めるにあたり注意する点があります。自分で考えた文章、自分で撮った写真、自分で描いた絵などは基本的に良いのですが、本などからの文章の抜粋・他のホームページに掲載してある写真の利用などは『著作権』などの権利の侵害が発生する場合があります。『著作権』については第15章で説明します。

   
ホームページのデザインを考える
 

素材が揃ったら、それらの素材(写真など)を使い、どんなデザインのホームページを作成するか考えます。どんなデザインにしたいか、先ずは紙に描いて見るとイメージしやすいと思います。紙に描いたホームページを元に、必要な情報が載っているか、ホームページの構成がおかしくないかなどをチェックします。

   
素材をホームページで使用できるように加工する(写真の加工など)
 

デザインが決まったら、集めた素材をホームページのデザインに合わせて加工します。もし、集めたデータがアナログなものなら、デジタル化をします。原稿が紙に書いてあるものならパソコンのワープロソフト等でデジタル化しますし、紙焼きの写真や紙に描いた絵などはスキャナーを使ってパソコンに取り込みます。
デジタル化した素材も、そのままでホームページに利用できないものもあります。写真の一部分を利用したい場合・写真が暗い場合などは、専用のソフトを使って、ホームページに利用できる素材に修正します。

   
ホームページの作成(ホームページ作成ソフトなどを利用して)
 

内容も決まり、デザインも決まり、素材も揃ったらいよいよホームページの作成に入ります。ホームページの作成に関しては『ホームページ作成ソフト』を使うとホームページ作成に熟知していなくても簡単に作成する事が出来ます。
この教材ではAdobe社の『Macromedia DREAMWEAVER』というソフトを使ってホームページを作成していく方法を学んでいきます。

   
WEBサーバにホームページのデータをアップロードする
 

ホームページが完成したら、いよいよインターネット上に公開となります。ホームページは作成しただけでは自分のパソコンでしか見ることが出来ません。インターネットで誰もがそのホームページを閲覧できるようにするために、WEBサーバとよばれるインターネット上のコンピュータにホームページのデータをアップロードします。

   
公開
 

無事WEBサーバにデータがアップロードできると、ホームページの公開となります。これで、全世界の人々がインターネットを通じてホームページを閲覧することができます。しかし、公開したホームページをより多くの人に知ってもらうためにはどうしたらよいのでしょうか?ホームページを作成してインターネットに公開しても、ホームページの存在が知られなければ誰も見に来てはくれません。
インターネットで、自分のホームページをアピール(宣伝)する方法は様々ありますが、一番簡単で有効的なのが『サーチエンジン(検索サイト)』に登録することです。日本で有名なのが『Yahoo!』『Google』などの大手のサーチエンジン。こちらに登録すればホームページの認知度はアップします。また、この他にも様々なサーチエンジンがありますので、より多くのサイトに登録すると、より多くの人に自分のホームページの存在を知ってもらえる確率が高くなります。(様々な要因によりサーチエンジンに登録しただけでは効果が無い場合もあります。)
商業目的のホームページの多くは運用していく上でアクセス数(ホームページを見に来てくれる人の数)をいかに増やすかというのが、最大の課題となっています。

   
公開後のメンテナンス・情報更新作業など
 

ホームページを公開したし、サーチエンジンにも登録したらそれで、全て終わりでしょうか?ホームページに掲載してある情報は時間が経つにつれ古い情報となっていきます。インターネットで求められるものは『最新の情報』です。常に最新の情報に更新されているホームページはアクセス数も伸びやすいものです。逆に、全く更新がなく作りっぱなしのホームページにはリピーターはやってきません。インターネットの世界では『あるホームページに3度訪れて、1度も更新されていないと、二度とそのホームページには訪れない』といわれています。つまり、最新の情報を求めてホームページを訪れたのに、情報が更新されていないホームページは見る価値が無いと思われてしまうのです。
ですので、ホームページを作成するよりも更新管理していく方が重要で大変なのかもしれません。

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