表計算ソフト活用講座
ワークシートの活用
便利な3D参照
操作説明 ムービー 操作練習
  例えば、「全収支計」という集計シートがあり、さらに各月のシートが次のような構成で存在する場合に、シート「全収支計」のセル【B3】に4月から6月までの渋谷店の収入の合計を簡単に求めることができたら便利です。このように異なるシートの同位置のセルの合計などを求めるために利用するセル参照を「3D参照」または「串刺し計算」といいます。
シートを重ね合わせて串刺しにして計算するようなイメージを連想させるのでこのような名前がついています。


さっそく、シート「全収支計」のセル【B3】に4月から6月までの渋谷店の収入の合計を求めて見ましょう。
     
  1.
シート「全収支計」のセル【B3】をクリックします。
     
  2.
ツールボタンから『オートSUM』 ボタンをクリックします。
     
  3.
シート「4月」のセル【B3】をクリックします。
     
  4.
Shiftキーを押したままで、シート「6月」のシート見出しをクリックします。
     
  5.
Enterキーを押します。

シート「全収支計」のセル【B3】に4月から6月までの渋谷店の収入の合計が表示されます。
シート「全収支計」のセル【B3】には「=SUM('4月:6月'!B3)」がセットされていますが、これには次の意味があります。

= SUM( 開始シート名 : 終了シート名 ! セル名 )
意味:「開始シート」から「終了シート」の「セル名」を合計する。

今回はセルを選択することでセル参照の数式を作成しましたが、上記の文法に沿って数式を手入力してもかまいません。
例えば、7月のシートを追加したときは、シート「全収支計」のセル【B3】を選択して、「=SUM('4月:6月'!B3)」を「=SUM('4月:7月'!B3)」に修正するのが早いでしょう。
     
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